ぽぴのこぼれ話

クラリネット吹いています。

妊娠中でも楽器は吹けるのか?

こんにちは、ぽぴです。

 

今回は

妊娠中でも楽器は吹けるのか?(管楽器の場合)

について私の体験を元に書いていこうと思います。

 

妊娠も出産も子育ても同じものはないので、全ての方に当てはまるものではありませんが、

妊娠中でも楽器って吹いていいのかなという疑問や不安を少しでも解消できればと思います。

 

妊娠初期

悪阻で悩まされる人が多いと思います。

妊娠した喜びや、出産・子育てへの不安など精神的な部分でも

不安定になる事もあると思います。

私はそこまで酷い方ではなかったと思いますが、

ベッドから起き上がれない日や、食べ物を受け付けなかったり、

自分の身体が自分のものでないような気がして

毎日いつまでこれが続くんだろう、、、と精神的に参っていました。

でも意外と楽器を吹いている時は気持ち悪さは無く、

集中しているのが良かったのかもしれません。

これも本当に個人差があると思うので、

「妊娠中でもみんな吹いてるから大丈夫」

と思うのではなく、

お腹からの小さなメッセージを聞き逃さないようにして

無理せずに過ごすことが大切だと思います。

 

妊娠中期

悪阻がおさまり胎動を感じるようになってきます。

見た目もふっくらしてくるので、外見からも妊婦さんと分かる頃です。

悪阻がおさまると気持ちもスッキリして気力も湧いてきます。

安定期と呼ばれる頃ですが、初期と比べて少しずつ悪阻が落ち着いて

気持ち的に余裕が出てきたり体調も落ち着いてくる、というだけで、

無理は禁物です。

私は「安定期にも入ったし、大丈夫!」と勝手に思って

コンサートに出かけたり、練習をいつもより頑張ってみたり、

ちょっと早足で歩いてみたら、ある日突然出血してそこから約3週間、

ほとんどベッドの上で過ごしました。

予定していたコンサートにも急遽出られなくなり(それもコンサートの3日前!)

一緒に出演するはずだったメンバーには本当に迷惑をかけました。

でもここで自分のことを優先したら、お腹の中の赤ちゃんはどうなっちゃうんだろう、

赤ちゃんを守れるのは自分だけだと言い聞かせて、苦渋の決断をしました。

妊娠していない時だったら余裕の行動も妊娠中は負担がかかります。

安定期だからといって無理をするのは絶対にやめましょう。

 

妊娠後期

お腹がどんどん大きくなります。

「妊婦は息をするだけで太る」と聞いていましたが、

確かに臨月の時は本当に何もしていないのにどんどん体重が増えていって

びっくりしました。体重管理も大切なので、無理のない程度にお散歩したりしていました。

この頃になると、息が続かなくなるような感じがあり、ブレスを頻繁にしていました。

お腹に力を入れるのはちょっと怖いので、イスの背もたれに寄りかかって

かなりリラックスして吹いていました。

私は出産する前日におしるし(出血)があったのでその日は吹きませんでしたが、

出産する2日前までは毎日練習できました。

練習するとお腹がポコポコいって可愛らしくて楽しかったです。

 

 

妊娠は本当に本当に個人差があるので、

何事もなく出産まで迎える人もいれば、悪阻が酷くて入院する人、赤ちゃんが予定より早く生まれてしまう人、赤ちゃんがお腹の中で亡くなってしまう人、本当に様々です。

無事に生まれてくるその日まで、お腹の中で十月十日守り続けなければならないのは大変ですが、新しい命を繋いでいくのは本当に尊いことだと思います。

楽器を吹くことは結構パワーがいることだし、楽器を持って移動するだけでも重労働なので

自分は大丈夫だと過信せず、「ちょっとこれできるか心配だな」と思ったら、

周りに助けてもらったり、潔く心配なことは断ってみたりすることが大切なのかなと思います。

 

ハッピーなマタニティライフが送れるようお祈りしています♪